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京野 誠 「ひとつえらぶとしたら」

海と空が交わることはあるのだろうか

サイレントマジョリティー

仕事に疲れて会社を休んだ。

久しぶりに午後まで寝て、それでなにをしているかというと、欅坂46というグループの「サイレントマジョリティー」というMVを観て震えている。
 
 
まず感じるのは圧倒的な若さである。失って気付く貴重なそれを彼女たちは惜しみなく爆発させている。
 
この歌の歌詞はかなり思想的だと思う。歌というのは時として思想の流布であり、広くその思想を知らしめることができるツールとなり得る。
多くの人が聞く曲の歌詞は、多くの人に口ずさまれ、多くの人の記憶に残る。
 
僕はMVは作品だと思う。出演者自身が実は作品とかけ離れているとか、時を経て劣化したとか叩く人は必ずいるけど、作品はそこで完結しているのであり、出演している人間が本当はどうというのは関係ないと思う。ドラマや映画と一緒だ。
 
誰を使って、どんな曲にのせて、どんなダンスで、どんな衣装で、どんなカメラワークで、どんな作品にするか。
その作品で世の中にどんな影響を与えようか、考えるのはとても楽しい作業だろう。
そこには人生についてだったり、この国についてだったり、何かに対する批判だったり、自分の考える美しさだったり、きっと何かメッセージが乗るはずだ。
 
若さと書いたが、それは関連動画に出てきたNMB48の動画を見たとき、特に感じてしまったものだ。比べてしまえば、間違いなく彼女たちは大人だ。化粧は厚くなるし、色々なことを知って、悪く言えば擦れて、人に媚びることも知っているだろう。それは知らず知らず仕草や表情に表れてしまうものだ。
 
 
そして、若いメンバーが次々出てきたとき、彼らは自分たちの価値をどこに置くのか考えていかなければならないだろう。
 
それは会社生活でも同じだ。
 
冒頭のMVで素晴らしいと思うのはダンスや衣装もさることながら、必ず1人にフォーカスを当てていることだと思う。全員が平等ではない。彼女が必ず先頭であり、止まった集団からはじめに動き出し、花道を1人で堂々と歩いてくる。
どんな世界でも1位は1人だ。
そして誰でも1番になれるわけではない。
 
それをキープするのは難しいけど、いろんなことを言う人はたくさんいるけど、今日初めて観たけれど、潰れないでがんばってほしいなと思う。
 
歌詞に何度か出てくるが、僕は最近になって自分を信じるという言葉の意味を実感しているところだ。