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京野 誠 「ひとつえらぶとしたら」

海と空が交わることはあるのだろうか

デフォルト設定ビジネスは悪質

NASサーバを設置し、家族の写真を共有した。

 
なかなか便利だと思うが、母には少しハードルが高いよう。
母に限らず年配の方の情報リテラシーのハードルってどうやって下げれば良いのだろう。
 
例えば今回の場合、母に「パソコンにNASをマウントしておいたから写真共有してね!」では無理なわけで、デスクトップにショートカットを作っておいても、中の写真どうやってみるの?スライドショーどうしたら止まるの?フルスクリーンにするには?どうやってさっきの画面に戻るの?自分の写真はどうやって共有するの?昔の携帯に入ってる写真はどうしたらいいの?と疑問が止まらない。
「そこからか!」
これらについて、完全マニュアル化は難しい。
 
こちらとしてはNASといっても特別なことはなくて、「ふつうのフォルダ感覚で使えるので難しいことはないよ」と思っているわけだが、NASの使い方というよりファイル操作にはじまる基礎の理解がない人には辛いのは確かだ。
 
操作をメモしても付け焼き刃で、例外に対応できないしすぐに忘れてしまうだろう。
 
若い世代の子たちは、特に勉強していなくても感覚で使えてしまったりするのはやはり慣れと文化の問題か。
 
慣れるためには毎日少しずつ触ること、そして特に、「調べ方を身につけること」が重要だと思う。
 
今日も母の携帯メールのアップデートアラートが表示され、電話帳情報を送信しようとしていると大慌て。承認しないとメールが使えないと言う。
規約を読むとデフォルト送信になっているけれど設定で変えられる旨の記載がある。でもこれが多くの特に年配者にはすごく難しいことだと思う。
規約の画面だって一度OKを押すと消えてしまうわけで、大抵の人は「よく分かんないけど、ま、いっか。分かんないし」となるのだろう。
こういうとき、分からなかったらまず表示されたアラートをググる癖をつけることが重要だ。
 
否応なしに自動アップデート、さらに利用者に優しくないデフォルト値が設定されている場合、これはとても悪質だと思う。
 
現在スマホでもSNSでもアプリでも、サービスを始めるときのハードルは下がっている。しかし気づかず情報が漏れているなんていうことにならないよう、自分の身を守るITリテラシーは年齢に関係なく必要だ。