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京野 誠 「ひとつえらぶとしたら」

海と空が交わることはあるのだろうか

ロジカル家事にハマり始める

僕は割と興味の幅が広い方だと思うが、その時によって自分の中のブームが変遷していく。せっかくなのでこれをブログに記録していこう。

 

さて、最近読んだ本の中のヒットは、勝間和代氏の「ロジカル家事」という本である。まず、一見「こうすべき!」と決めつけていた家事、特に料理。これに疑問を呈するというところから始まる。これはすごいパラダイムシフトをもたらした。

 

そして今、僕のブームはロジカル家事になっている。

実は、少し前のブームは料理(自炊)であった。

その前のブームは健康管理だったのだが、そこから派生して、健康のためにも、なるべく家でご飯を食べようと思ったのだった。

僕は、何かを始めようと思った時、基本から学びたい人なので、クックパッドを開いて付け焼き刃的に料理を始めるのではなく、出汁の取り方とか料理の基礎とかそういうところからやりたがる。

そしてまず買った本はこちら。(良本でした。)

まず、料理道具を揃えるところから始まる。

なんだ、あの和食料理屋さんとかで使っている小麦粉をまぶすためのパッドとか、サイズが色々あって・・・ふむふむ、計量スプーン、計量カップも揃えないとな・・・ふむふむ。中火と弱火の違いは?味付けの基本は?など、役立つ内容も多かった。

そして何より、そんな風にして作った料理がとても、とても美味しそうだったし身体に良さそうだった。

そうなれば、では良いガスコンロを買わないとな(引っ越し予定である。)と考えを巡らせていた。タイマー付きだとか、魚は両面焼きだとか、油の温度管理ができるとか。そこそこお高い。でも美味い料理を作るため!

そんな矢先のロジカル家事である。

まず、火を使わないというところから天変地異が起こった。

ガスコンロ、いらないやん。

そもそも、これまでの家事を疑っていて、どう省力化するか、どう自動化するか、つまり、どうITを活用するかという論点を家事に取り入れているのである。

む、、、こちらの方が僕に向いている気がしてきたぞ。

無理して苦手なことをやるのではなく、ITを活用したら良いんじゃないか。

働きながら、そもそも今できていないことを生活に取り入れるハードルを考えると、自動化していくべきなのだろう。

ということで、手始めに圧力IH鍋を買ってみた。

これからの家事(主に料理)が楽しみである。

安全な水を飲みたい

以前紹介したAmazonの定期便。

僕はずっと、キリンのアルカリイオン水を購入して飲んでいた。

freedomwalts.hatenadiary.jp

しかし、こちらのリンクにあるとおり、ほとんどの有名ペットボトル水が汚染されているというデータがある。ちなみに、硝酸態窒素は発がん性が指摘されている。

tabemono.info

http://tabemono.info/report/report_7.html

ということで、僕は水を買うのをやめ、水道に浄水器を取り付けることにした。

無尽蔵に美味しい水が出てくると思うと素敵だ。

僕が購入を決めたのはクリンスイという会社の浄水器であるが、この会社のHPをいていただければ分かると思うが、やる気あるのかと言いたくなるほど商品が検索しづらい。

cleansui.com

消費者として絶対スペック比較はしたくなるだろう。 Macbook買うときとかめっちゃわかりやすい表あったぞ。

そこまででなくとも、せめてよく家電メーカのパンフレットなどにあるシンプルなスペック点取り表みたいなものを求めていた。しかしクリンスイの場合、例えば蛇口型浄水器にしようと決めたところで自分で全ての機種に目を通さなくては機能の違いがわからないという不便さ。

 

結論だけいうと、機能を比較した結果、 僕は以下が一番良いと判断した。

早速浄水器を水道に取り付けようとするがこれまた説明書が超絶分かりにくい。

形を確認し自分の判断で取り付けた方が良いという結論。

説明する気がないのか説明が下手な不器用な会社なんだなきっと。それはそれで好感が持てるぞ、クリンスイ

そして、商品自体は非常に気に入っている。僕が買った製品は浄水の有無をレバーで切り替えることができ、浄水した水の量を計測してくれる。そのため、交換時期が来ればモニターで知らせてくれる。

 

ぜひ体に安心な水を摂りたいものだ。

そのためにクリン水というのは一つの選択肢になると思う。おすすめ。

やる気が出ない日は映画を

最近、映画にハマっている。

ハマっている、というか仕事から逃げるツールとしての映画である。

もっぱら利用しているのはamazonビデオである。

 

最近観ているのは「メンタリスト」というドラマであるが、これがシーズン7まであってやばい。エンドレス。イケメン。プライム会員は無料ですよ。

今日観たのは「グランド・イリュージョン」。

昨年、映画館に映画を観に行ったときの予告で「グランド・イリュージョン2」を観て興味を持っていたところ、前作がamazonビデオで公開されていたのである。

思わず手品をマスターしたくなる。

そして、話は変わるが最近暇な時(いや、暇な時なんてないんだけど)聞いているTBSラジオ「東京ポッド許可局」の2月6日版で映画の話があり、満島ひかりの演技がうまいとかいう話があった。

次は満島ひかりが出ている映画を観ることにしよう。

 

映画は良い。しかし2時間があっという間に飛んでびっくりする。

 

仕事のやる気が出ないのは仕方がない。

自分がどういうタイミングでやる気をなくすのか、どうしたら復活できるのか、知っておくのは賢明だろう。

今日も一日無駄にした気がしなくもないけれど、気分はマジシャンである。

日誌のすすめ

2017年ももう1ヶ月以上が経過したようだ。年々時間の経過が早く感じられる。

例によって1月は手帳が欲しくなる季節である。 僕が今年使っているのはこちら。1月から今日まで活用しまくっている。

面と向かって夢とか希望とか言われるとちょっと引いてしまう僕には意識が高すぎる手帳である。しかしこれ、僕のようにコンスタントに仕事のモチベーションが保てない人にはおすすめの手帳なのである。(今からでも。)

おかげで2017年の僕はなんだか仕事がバリバリと捗っている、ような気がする。いや、去年、婚活に明け暮れていてほとんど仕事をしていなかったせいかもしれないが。

 

さて、本書では「予め予定を立ててその通りやると仕事が終わるね」「一日の終わりにはその日の出来がどうだったのか振り返って日誌をつけようね」ということを推奨しており、できている人には当たり前かもしれないし、まぁ言ってしまえば、別にこのノートでなきゃならない理由はない。(はっきり言って分かってしまえば解説ページは無駄だし、個人的には書くスペースがもっと欲しいから2冊めはこれでなくとも良いと思っている。)

もとになっているのは原田先生という人のコーチングで、僕はついでに以下のDVDも観た。このメソッド(というか原田先生)ははっきり言って論理的でないと思うし、それ故に本は読みにくい。しかしこの先生はとある公立中学校で個人競技13回連続の日本一という記録を導いている。直感に基づき結果を出している、結果を出しているから正しいというような実験的な証明のようである。

僕がショックを受けたのは、教え子の中学生が実際に書いた日誌(ジャーナル)である。素直にすごいと思った。若いから盲目的なのだろうけど僕は中学生に負けていると思った。そして中学生にできるなら僕にもできるんじゃないかと思った。 

この日誌というスタイルが僕に合っていると感じた。

目の前のタスクを潰している実感が得られ、やりがいにつながるようだ。

そして本当に今更だけど、いまでは一日がなんて短いんだと感じている。一日の中で出来ることは限られている。取捨選択しなければならない。

去年まで僕は自分の力を過信しすぎていて、仕事が溢れていたのだ。仕事が終わらないのは当たり前だったのだ。一日に時間を当て込んでみればすぐに分かることだ。(僕は馬鹿か?)

そういうわけで今では、1日あるいは1週間の時間の過ごし方をタスクごとに予めブロックし、実績と比べて評価するという入社1年目レベルの働き方ができるようになった。

”決めて、やる。

仕事が入ったら時間を割当て、そのとおりやる。”

その繰り返しなのである。

そうすると、本当に1日の短さにびっくりするし、自分のちっぽけな力にも気づくというものだ。

1日集中しているから帰るとくたくたで、風呂に入って寝るだけという状態。世のサラリーマンが言っていたルーチンとはこれか、と気づいた。(今まで何をしていたんだ僕は。)

だいたい出社するだけで疲れるし無駄だと思ってしまう。会社に行く自分を褒めていないとやっていられない。朝から会社に行く僕はなんて偉いんだ、とそう思っている。

会社に行くとOFF/ONがはっきりできるというメリットはあるものの、たまには在宅勤務をしてみたり休暇を取ってサボらないとやっていられないと思った。僕はサラリーマンに向いていないようである。

早く自由になりたいなぁ。

悪い兆候

僕は仕事の要領が悪い。仕事が捗らないなら寝てしまえば良いものを、それもできずにいる。

どうしてこうもストレスを溜めてしまうのだろう。自分を追い込んでしまうのだろう。

放置しているものが、頭の片隅でずっと気になっている。

 

だったらすぐやれば良いだけだというのに。

「さっさとやってしまえ」

もうひとりの僕が叫ぶ。しかし頭は働かない。

 

喉が乾いている。すぐに喉を潤した方が良い。

「だからお前はだめなんだ」

もうひとりの僕が呆れている。しかし身体は動かない。

 

立ち上がるのが面倒なのか自分を痛めつけているのか。

遠くから自分を鑑賞している自分がいる。

 

眠くない気もするし眠い気もする。

そのうち、何もしたくなくなるんだ。

海 3

ミカの家へ一歩足を踏み入れると「新しい」匂いが私を迎え入れた。

新しい柱、新しい畳、そして新しい夫婦の雰囲気という漠然とした匂いである。

ひとたび玄関に足を踏み入れドアを閉めると、まるでこの家だけを北風が避け、冬の貴重な日差しが降り注いでいるかのような、温かい雰囲気が身体を包み込む。

1階部分は和室と寝室、2階にリビングとキッチンという割りと最近の思想に基づいた2回建ての木造住宅である。

さっそく2階に案内されると、大きなクリスマスツリーが目に飛び込んできた。さらに天井からは"Merry Christmas”という飾りがぶら下がっている。対面式のキッチンのコンロには作りたてのスープから湯気があがっている。

それは一言で形容するなら「幸せ」であると思う。これがきっと、教科書に載っている「幸せ」の例であろうと私は確信した。そして今の私からはずっと遠いもののように思える。

 

私たちは生まれてから、たくさんの分岐点に出会い選択を行う。もちろん選べないこともたくさんある。それは家の事情であったり家庭環境、親の収入、そして親の思想だったりする。出会う人間にも影響を受ける。そういった前提や影響を受けながら繰り返し行った選択がその人の人生をつくる。

だから同じ小学校を卒業しても、私のミカの人生はこんなにも違う。

 

「今日は倫子とピザを焼こうと思ってね」

ミカは冷蔵庫からピザ生地を取り出し、手際よく準備を始めた。

そういえば以前LINEでそんなことを言っていた気がする。年末の忙しさの中で、ミカの連絡は重要フォルダには格納されていなかった。

故に私は、当日の正確な集合時刻もミカの家の最寄り駅もその日の朝確認したし、その日の過ごし方についても具体的なプランなどおよそ頭に入っていなかった。そんなふうだから、ミカへの新築祝いのことに思い及んだのも昨日で、結局間に合わない。当日の手土産やクリスマスプレゼントなんていう考えなんて思いつきすらしない。結局、自宅に買い置きしてあった地元の手焼きせんべいを持ってくることしかできなかった。

私はなんだか居心地が悪くなってきた。

海 2

ミカの家はとても遠く感じられた。

メールを再確認し、降りる駅を確かめる。改札を抜けると東口、西口と背中合わせの標識が立っている。看板をよく見るとバス停は東口にあることが分かった。改札前の踊り場の人はまばらだ。

改札部分は二階に位置しており、窓から一階部分のロータリーのようのものが見える。

階段を降りバス停を目指す。一階に降りてもやはり人はまばらで、すれ違いざまにぶつかる可能性はゼロに思えた。東京の人混みの埃っぽさは微塵もなく、カラッと晴れた日差しがコンクリートを暖めている。

事前に指示されたバス停を見つけると真っ先に時刻表を見た。休日の列は平日の半分ほどの密度で、5分前に行ってしまったバスの次は30分後である事実を私に突きつけてきた。私はミカに電話をかけた。隣のバス停で今にも出発しそうなバスが、万が一にも近くを通過しないか確認したかった。

「2番のバスは通らないの。不便でごめんねぇ」

私はすぐにバスを使うことを諦めタクシーを使うことに決めた。

こんなことなら。こんなことなら事前にバスの時刻を調べて、もっと早起きするべきだった。思っても遅い。この世は段取りの下手な人間が損をするようにできている。

家の周辺に目印になるものはないと聞いていたため、私はタクシーに乗り込むとミカの家の住所を告げた。

10分ほど走りまばらな住宅地の小道に入っていくと二階建ての家の前で手を振るミカを見つけた。

「いらっしゃい。遠かったでしょう。田舎でごめんね」

もともと同郷のくせにミカはそんな挨拶をした。私が逆の立場でも同じことを言ったかもしれない。田舎の自覚がある人は、東京から人を迎え入れる時必要以上にへりくだった気持ちになってしまうのだ。

慣れない旅に少し疲れていた私だが、ミカの変わらない笑顔を見て少し元気が出たような気がした。

「どうぞ」

改めて新しく建てたというその家を仰ぎ見る。

なんだかとても大きく見える。

結婚して家を建て、着々と家庭を築くミカを素直に尊敬している自分がいた。